風の吐息

季節はいつか ひと回り
枯れ葉舞う 並木道
悲しみだけが ついて来るのね
あぁあの人に 逢えない街
忘れた振りして 自分をだましても
吐息は都会の 切ない風になるの
あれからひとり 別れてひとり

茜(あかね)の空に 暮れなずむ
面影よ 消えないで
失くした夢の かけらつなげて
あぁあの人を 呼んでる街
愛する幸せ 教えてくれたのに
吐息をつくたび 思い出遠くなるの
あれからひとり 別れてひとり

今でも心が ぬくもり恋しがる
吐息は都会の 切ない風になるの
あれからひとり 別れてひとり
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