春蝉の宿

春蝉(はるぜみ)の 鳴く声が
骨まで沁みる かくれ宿
他人の謗(そし)りを うけようと
いいえ覚悟は 決めてます
泣け泣け命 かれるまで
焦がれ泣け泣け 蝉しぐれ

春蝉(はるぜみ)は つかの間の
恋歌つづり 燃えて散る
夢を残して 生きるより
恋の地獄に 堕ちていい
泣け泣け思い 叶うまで
焦がれ泣け泣け 蝉しぐれ

春蝉(はるぜみ)の 狂おしき
結べぬ愛の 悲しみか
今は何にも 言わないで
そばにあなたが いればいい
泣け泣け未練 果てるまで
焦がれ泣け泣け 蝉しぐれ
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