19の頃

19の頃 僕は 見つめてた
遥かな世界を 海の彼方を
聞こえて来る音に 恋をした
それが僕には 愛だった

ずっとずっと 憧れていた
心も からだも 奪われて
ずっとずっと 追いかけていた
果たせぬ恋とは 知るすべもないまゝ

でももう こゝからは 追いかけない
夢見た世界に 今 別れを告げる

今 僕には 何が見える
失くしたものは 見えているか
あの空へと続く 白い道が
今は 鮮やかに 見えているか

ずっとずっと 憧れていた
心も からだも 奪われて
ずっとずっと 追いかけていた
果たせぬ恋とは 知るすべもないまゝ

遅すぎた 目覚めは 冷たい朝
新しい恋に また 会えるその日まで

19の頃 僕は 見つめてた
遥かな世界を 海の彼方を
その時から恋は 始まった
今 その恋は 海に浮かぶ

この道を今 行くほかはない
自分の場所へ たどり着くためには

自分の声で 自分の言葉で
君の心に 届くその時まで

19の自分に 別れを告げて
もう一度こゝから また歩き始める

この道を今 行くほかはない
自分の場所へ たどり着くためには
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