monologue

かげりゆく光のなか
僕らは何を思う
華やぎをまとった
昨日の街はもう何処にもない

薄れていく意識の中
僕はパレードの夢を見た
鮮やかな記憶と声が
今を笑っている

どうして黙っているの
答えなど求めては居ないけど
色褪せた写真だけが
今までのふたりの全てになるの?

もし明日、世界が終わるなら
僕は君とただ笑って居たいよ
もし明日、世界が終わるなら
君は僕と一緒に居てくれますか?
僕は幸せでしたと君に伝えたいんだ

あの日交わした約束は
今はもう叶わない
終わりを告げるベルが鳴り響く中
口付けを交わそう

悲しみを語ることさえ
許されないこの時代で
彼らは何を信じているの
教えてください

うらぶれた日々の中で
意味もない言葉に傷ついて
街中が静まる夜
痛みを抱えたまま
眠れないよ

もし明日、世界が終わるなら
約束の場所で僕は待ってるよ
もし明日、世界が終わるなら
サヨナラは言わずに愛の歌を送るよ
これが最後じゃないと僕は信じたいから

決して交わらない漸近線みたいだ
すれ違う僕と君 との距離は
宇宙から見ればほんの数ミリなのに
手を伸ばせば届きそうなほど
近くて遠い君よ

もし明日、世界が終わるなら
僕は君とただ笑って居たいよ
もし明日、世界が終わるなら
君は僕と一 緒に居てくれますか?
僕は幸せでしたと君に伝えたいんだ
×