relay

凍える息を吸い込んで
震える足を踏み出した
終わりが見えぬ物語を
続きも読めないままで紡いでく

途方もない夢を詰め込んで
どうやってここまで歩いてきたのか
孤独なはずの物語は
バトンを繋いで 今も続いてる

まだ続くトンネルの中で
咲いた花が散るのは誰のせい?

慣れない日々を走り抜け
身体に増えてく傷は痛むけど
ここではまだ止まれないと
心が急かして 胸を締め付けた

ずっと続く暗がりの中で
どうかすくむ足を止めないで

失くしてしまった後悔も
数え切れないほどあっただろう
聴こえなくなった音はもう
拾えないで こぼれていく

まだ続くトンネルの中で
咲いた花が散るのは誰のせい?
通り過ぎた道の 正しさを祈った
いつか枯れた花は 今もずっと 春を待っている
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