Balk

触れない暴力を熟して
平然と鮮血望んだ
絶え間ない即席の怒号は
道楽の主張と名乗って

競う愛の規則だけじゃ
わたしはわたしを守れない
安息であろう天国へ行こう
眼前に見える悲鳴は
知らないと言ってさ

今夜 不快だ 世界もお前も
望み通り正義を纏った
ふりして やろうか
わたしの救いは わたしだけが
この手に勇んでいる

演目は涙の目論見
他人事の大体を齧って
様ないが本来の異常と
成りすます神様見抜いて

習う愛の特技だけじゃ
わたしはわたしを守れない
安息であろう天国へ行こう
眼前で見える悲鳴は
要らないと言ってさ

はじまれ大義よ無能な列で
事情の最後一行が真実
誤報にダンスはしたくないさ
ふざけたセンスで
顔隠して気取るのかい

今夜気丈な生命が
終わってしまっても
まだ冗句だと言うかい

今夜 不快な世界を払って
ボークだってさ だからなんだよ
幸も不幸もわたしの救いは
わたしだけがこの手に握って
わたしだけがこの手に勇んでいる
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