雨のワルツ

いつからか 私の髪に 降り注ぐ 六月の雨
肩先の 舗道の隅に 光ってる 紫陽花の花
銀色の 雨のカーテン 足下で ヒラめいてます
この坂を 登って行けば やっと今 あなたに逢える
この胸の 高鳴りはなぜ こんなにも 切なくするの
真っ白な 紫陽花の花 ひとひらの この花びらに
愛しさで はち切れそうな 心色 描いてみたい

あなたから 私のために 贈られた 雨のワルツ
口ずさみ 駆け出している この歌が 二人を繋ぐ
思い出の 紫陽花寺で 手を繋ぎ 登る階段
いつの日か 君のためにと 今日の日を 歌にするよと
過ぎ去りし 一年のとき この雨は あのときの雨
入れ替われ 私の心 あの人に 私の心
待ちわびて はち切れそうな 心色 伝えてみたい

真っ白な 紫陽花の花 ひとひらの この花びらに
愛しさで はち切れそうな 心色 描いてみたい
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