ささやかな祈り

ねえ、三日月あなたも 迷う時があるの?
手かざせば今夜も たおやかな光

朧(おぼろ)げにただ 浮かぶ明かりを
追いかけて駆けだすの
声にならずに 消えた想い
詰め込んで

私のささやかな祈り今
大空に放り投げた
いつかあなたのように 誰かのことを
照らせる人になりたいだけ
そう 秘密だよ

十数えるうちまた ひざ抱えてるの
もうそれでも心は 動き始めてる

目指した場所は 陽だまりの中
揺れているあの笑顔
理想の階段 息を切らし
のぼってく

決して届かないと思ってた
またたきに指が触れた
あともう少しだけ スピード上げて
私もっと強くなるから
待っていてね

ひとつの勇気はやがて風を集め
前へ 前へ 運ぶ
月灯りも越えて 朝が来るまで

私のささやかな祈り今
青空を見上げ咲いた
降りそそぐ微笑み 包まれてそっと
このしあわせ分け合えたから
もう 泣かないよ
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