ずるいよ

ずっと得意だった
嘘ついて笑うの
それが一番楽だった
そうやって逃げてきた

だけど隣にいてくれることを知ったの
温かさに触れてしまった

優しさってずるいよずるいよ
1人なら涙流さなくて済むのに
堪えられなくするの

別に生きてこれた
それでいいと思ってた
でも教えてくれたから
1人じゃないって

あの時出会ってから急に怖くなった
孤独になることに怯えて

優しさってずるいよずるいよ
今まで強い自分で来れたのに
弱く脆くしてくるの
優しさってずるいのにずるいのに
心乱されるほど
胸は温かくなるの

変わらない日常がこんなにも光で眩しく見えたんだ
全て壊していった取り戻させてくれた あるべき姿
ずっと小さかった鼓動の音が
今は大きくこだまする
ブレていんだよもともとルールなんてなかった

優しさって優しくないよ
でも生きていける道しるべである

優しさってずるいけどずるいけど
本気で流してくれる涙が
嬉しくて救われて
優しさって綺麗だ綺麗だ
次は私があなたの涙を
流したいと思った
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