君のままでいい

信じられないようなお伽話の主人公は、
いつだって自分を信じることから始まった。

大人になったらそんなことも忘れちゃって、
誰かと比べては落ち込んでばかりいた。

S.N.Sを見て、過ごす独りの夜は、
自分の存在も見失いそうになるよ。

いま生きてる意味とか、生まれて来た意味とか、
誰にも言わずに努力して来たこととか。

ありふれた言葉でもかまわないから、
君のままでいい。ただそう言って欲しくって。

真っ直ぐな思いはいつも真っ直ぐ伝えなきゃ。
カッコつけたら別の何かに変わってゆくから。

大人になったらそんなことも忘れちゃって、
繕ってばかりいる自分に気づく。

S.N.Sの中、取り残されぬように、
今日もまた自分を飾って見せてばかりだ。

でも作り笑いしたその笑顔の数だけ、
大切な何かが汚れてゆく気がした。

加工した自分への“イイね”の数よりも、
君のままでいい。ただそう言って欲しくって。
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