吐く息は白く 不意にぬくもりを想う
夜明け前 頬を刺すような
痛みにそっと 心が揺らめく
塞ぎ込んだ時を過ぎ
待ちわびた季節は
もうすぐそこまで
目覚める季節の 息吹が聞こえる

眩しいほどの光を 集めて始めようよ
色あせて見えた 木々の青も この街も
喜びに輝いて
星の降り注ぐ 透明なこんな夜は
無邪気に 足早に過ぎる
日々の憂いも まとめて溶けゆく
臆病過ぎた君よ今 訪れと共に
さあ生まれ変われ
いつまでもそんな うつむいてないで
優しい風の中へ
羽ばたく鳥のように
僕らは自由に 何処へだっていけるのさ
その胸の想いよ 舞い上がれ

傷口は まだ傷むけど
変わらずに信じていて ずっと
目覚める奇跡の 息吹が聞こえる
眩しいほどの光が
すべてを 包みこんでゆく
めぐりくる季節に 強く綺麗な花を
その胸に いつまでも
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