結晶世界

散り舞う雪 カラタチの
白い棘 冬に溶け
凍える手首に 道標
刻んで 終わらない夜
駆け抜けた

閉ざされたまま
この部屋の中
闇と光とが
マーブル模様描き
取り巻く渦
不安さえ 飲み込む

道なき道が まぶたの裏側
見えたような
いざないは甘く 危うく
ナイフが 必要なのさ

痛みを超え 遠くまで
白い棘 届いて
戻れない過去に 背中を
あずけて
もっと深く潜るんだ

この世界

長いようで 短かっただなんて
簡単に言うんだね だけど
私には まだ始まってもいないの
カンバスに重ねる色

身悶えしては
迎える朝の 陽の眩しさ
誰にもどうせ わからない
と笑って やろうかな

冴えた空気 カラタチの
白い棘 袖に揺れ
運命を 司るものに
惑うな
邪魔するなよ

切り結べ
迫りくる未来から
逃げるのではなく
飛び込む勇気だけが
自由を約束するはず
忘れることでは 強く
なれない
及ばないままの
私じゃ 悔しい

優しい声 憂う涙 もう
通じない

A life to die,A lie can not live.
A life to die,A lie can not live.
I don't know until this game is over.
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