ゴウスツ

灯りは絹のように伸びて
くだらない悲しみが映るよ

あの夏のフィードバック重ねて
モノローグの森を抜けてしゃがみ込む

数えない
「覚えてなんかいないよ。忘れた、君と話したことなんて」

面影をたどる雨だれ
ガラスの向こうに君はいるかな

さあ、行こうぜ
ここから重い絵の具でかさねて
思い出すのは、寂しいだろ
踊りながら交わす、白いシーツの群れ

散らばるほしくず あつめて
向こうでは君に逢える、気がする(よ)

もう 行こうぜ
ここまで甘い砂糖で飾って
あの幻 ほら 観てごらん
踊りながら笑う幽霊の群れだ

追いかけて行けば たどり着けるさ
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