オブリビオン

忘れてゆく事は まちがった事じゃない
何かを失くしたような 甘い切なさが
古い夢の中に 迷い込むだけ

きっと何百年も そして何千年も 繰り返されてる
あの約束のように 塵や彗星のように
忘れ去られて
ぼくらは 消えてゆく ようにできてる

別れてゆく事を いつもおそれてきた
さよならを言えずに さびしく思うたび
どこか 胸の奥で 悔やみつづけた

きっと何万年も そして何億年も 繰り返されてる
あの夢のように まどろみのように
つかみかけては
降り注ぐ ゴミの雨に打たれつづけた

きっと何兆年も そして何光年も
離れていても 君を思い出せる
ような気がしている
たどりつけたら
大事な言葉を話したような
すれ違った日があったような
何かを思い出せるような
なつかしい気持ちが
ぼくらをめぐりあわすような気がする
どこかへ たどりつける
気がしてる
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