望郷歌

明日(あした)の望みの あてさえなくて
今日も一日 過ぎて行く
風が冷たい こんな夜
涙しずくが 凍りつく
故郷(ふるさと)は 故郷(ふるさと)は 雪が 降る頃か

夜明けのホームで この手を握り
あの日私を 止めた人
ばかね女の 幸せを
捨ててしまった あの時に
あの人に あの人に ひとり 詫びる夜

星さえ見えない 都会の夜空
夢を何度も あたためる
声を聞いたら 泣きそうで
母に電話も 出来なくて
故郷(ふるさと)は 故郷(ふるさと)は 今も 遠いまま
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