下田節

ハ ヨイトサー ヨイトサーエー
伊豆の下田に長居はエー
ハ ヨーイヨーイ
お止(よ)し 縞(しま)の財布が 軽くなるエー
ヤーレ 下田の沖に瀬が四つ
思い切る瀬に 切らぬ瀬に
エー とる瀬にやる瀬が ないわいなエー
オオサ ヨータヨータ

ハ ヨイトサー ヨイトサーエー
相模ぁ東北風(ならい)で 石室崎(いろうざき)ゃエー
ハ ヨーイヨーイ
西風(にし)よ 間(あい)の下田が南(だし)の風
ヤーレ 千日千夜(せんにちせんよ)さ 逢わずとも
先さえ心が変わらなきゃ
エー なんで私が変わろうぞ
エー 日に日に思いが 増すわいなエー
オオサ ヨータヨータ

ハ ヨイトサー ヨイトサーエー
伊豆の下田を朝山エー
ハ ヨーイヨーイ
巻けば 晩にゃ志州(ししゅう)の 鳥羽の浦エー
ヤーレ 伝馬(てんま)を漕いで矢帆(やほ)巻いて
帆足揃えて行くときにゃ
エー 下田を恋しいと 思い出して
泣きぁがれ泣きぁがれ
オオサ ヨータヨータ
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