この町から ~青春の町にいて篇~

青春という名前の町に 僕はいて
すぐに何かいいもの贈りたい なんて思ってる
軽く喜んでくれればいいと 気にしながら
しぼり込めない日々にくたびれて 公園を歩いた
どれくらい僕らは 明日を見るのだろう
うまく喋れないことを 水に映してみた
しゃぼん玉のようにそれらしく 増えてく気がした

古い橋の真ん中で照れて フォトグラフ
肩に提げた虫カゴは宝 扉は開いたまま
青く無邪気なだけの時を過ぎ 薄れる素直
広いと思った道が何故か 狭くなってる
どれくらい僕らは 明日を見るのだろう
どんなショックと安らぎを 繰り返して行くのだろう
足踏みだけの常識の日も 変わったみたい

青春という名前の町に 僕はいて
僕に出来る何かをつくりたい なんて思ってる
忙しさも刺激の素朴な日も 癒やされる夢も
空に舞う鷹の羽根に替えて すぐに届けたい

どれくらい僕らは 明日を見るのだろう
伝えたいことをひとつ 胸に描いてみる
つくりかけの僕らのスケッチが 動いた気がした

青春という名前の町に 僕はいて
青春という名前の町を 描いてる
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