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微睡む朝に息殺しては
覚めないように目蓋閉じれば
初めてだった君を彷徨った
このまま余裕をなくすほどに

どうしようもないくらい
惹かれあったり夢中になったり
雨音すらも聞こえない
心ゆくまで近くに感じて
深いところまで
溶け合うように溺れて

薄紅色に染まった頬に
俯く仕草 熱を帯びては
目と目があって引き寄せるように
戸惑いも迷いも全部捨てて

どうしようもないくらい
惹かれあったり夢中になったり
雨音すらも聞こえない
心ゆくまで近くに感じて
深いところまで
溶け合うように溺れて
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