母灯り

秋が来るたび 縁側で
柿の皮むく 母でした
荷物にそっと 入ってた
干し柿今は 懐かしい
一目だけでも 逢いたくて…
心のふるさとに あぁともる母灯り

今も悩んで 迷うたび
母に聞きたい ことばかり
幸せならば 振り向かず
生きたいように 生きなさい
いつも言ってた あの言葉…
心のふるさとに あぁ今日も母がいる

鏡のぞけば 近頃は
母に似てきた… ふと想う
自分のことは 後回し
家族に尽くす ひとでした
それでいいのと 微笑(わら)ってた…
心のふるさとに あぁともる母灯り
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