ひとつ

ただひとつ ひとつだけ 僕の願いがひとつ叶うなら
君にまた会いにゆく月あかりの道を

君と歩いた道 欲張りな夢ばかり いくつも抱えては
すべて叶えるつもりでいた

見上げればいつでも夜空には月あかり
僕らの行く末をまるで分かっていたように

君はどこにいってしまったのか 僕を眠らせたまま
朝焼けの空が白く濁した月のように

ただひとつ ひとつだけ 僕の願いがひとつ叶うなら
神様はいなくても 君だけそばにいて

満たされた姿の満月よりもきっと
欠けてる三日月はずっと輝いていれるんだ

君はやさしく微笑んでくれた
まるで月の光が照らす道のように 僕は歩いていれたから

もう一度 一度だけ 君が笑顔を預けてくれたら
ひとりでも歩きだす 月のない夜道を

君と離れたくない
ずっと君のそばにいたい
ダメな僕 と ダメな君 でいい
もがいてく もがいていこう

ただひとつ ひとつでも 僕の願いがひとつ叶うなら
神様はいなくても 君だけ

ただひとつ ひとつだけ
君にまた会いにゆく 月あかりの道を
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