サステイン

彩、音、仕組まれた カタチばかりで
何が偽物だか 分からなくなってんだ
押し潰されそうな日々
自分自身が 誰で何をしたいかすら 忘れてしまいそうで

「予定調和の世界なんて御免だ」
そう呟き君はギターを持った
あの日の歌はまだ響いてる

愛を歌ったって 相容れなくたって
心臓は同じ位置「僕はここだ!」って僕を脅してんだ
心の傷跡が開いてしまうくらいに
僕の内側 乱反射した歌を歌いたいだけなんだ

極彩色のキャンバス あぶれた灰色
六畳一間 狭い部屋で 世界を歌っている

期待してくれなんて頼んでないから
これ以上僕の音奪わないでよ

誰が笑ったって 間違いばっかだって
細胞はまだ疼いて「僕はここだ!」って食らいついてるんだ
心の傷跡が消えないうちに叫んだ
堰を切ったよう溢れ出した歌を聴いてほしいだけなんだ

他人(ひと)はそれを「逃避」だとか言うけれど
夢が僕を汚すのなら 僕は現実を汚してやる それでいいだろ Ah-

全部変わったって 何も変わらないね
掻き鳴らす弦の音「僕はここだ!」って存在証明だ

世界の真ん中で 今も間違い続けてる
何時か全部がひっくり返って
光が射すまでここで歌おう

ちっぽけで大袈裟な証明を

証明を
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