うさぎ

あなたとふたり眺めた
綺麗なお月さま
横顔が苦しそう
お別れなのね

あなたは都会の森を
夢見て旅立つの
小さな部屋の温もりさえ
いつの日か忘れて

うさぎは赤い赤い
赤い目をして笑うの
さよならを
うまく言えますように

あなたのいない夜空に
凍えたお月さま
幸せが怖かった
温かすぎて

待たない約束をして
笑顔で見送って
小さな灯り消せないまま
丸まって眠った

うさぎは赤い赤い
赤い目をして泣いたの
帰らない
あなた待ちわびながら

あなたは都会の森を
夢見て旅立つの
小さな部屋の温もりさえ
いつの日か忘れて

うさぎは赤い赤い
赤い目をして笑うの
さよならを
うまく言えますように
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