明智光秀~桔梗の夢~

裏切りの烙印
長く蔑まれ
輝いてた日々は
忘れ去られてゆく

天正十年運命の朝は
赤く染まる反逆の空
燃え盛り崩れ堕ちゆく野望を
瞳に写し今何思う?

気に食わぬ者は慈悲も無く消し去り
高笑い骸足蹴に踊る
変わりゆく様に怯え媚び諂い
張り詰めた心隠しきれずに
敵は本能寺にあり

手を伸ばせば届く
夢は灰と散り
想い馳せる未来は
京の地で潰える
時は今雨が下しる五月かな
掴んだはずの新時代は
ふとこぼれ落ちる

遅咲きの天才武将は
家臣になったの40過ぎ
有能すぎて異例の出世
古参より早く城持ち
名実ともに筆頭家臣に
よそ者で嫌われても
上様の愛さえあれば
それだけでよかった

誰よりも戦い謀略巡らし
命かけて近く引き寄せた天下の道
なぜに領地召し上げキツくあたるの
これ以上はもう自分騙せない
敵は本能寺にあり

裏切りの烙印
長く蔑まれ
輝いてた日々は
忘れ去られてく
手を伸ばせば届く
夢は灰と散り
想い馳せる未来は
京の地で潰える
時は今雨が下しる五月かな
掴んだはずの新時代は
ふとこぼれ落ちる
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