手紙

無口な父ちゃんの様になりたいと願った 僕の小さな夢
でっかい背中を流した遠い記憶 幼い僕の掌

もう25になりました…
あれから15年経ちました…

何も言わずに 支えてくれたあなたに この唄を送ります
誰よりも僕を信じてくれたあなたを誇りに思います

いつも口うるさい母ちゃんが台所で 初めて泣いたあの日
精一杯の強がりで僕は声をかけず外へ飛び出した…

僕も大きくなりました
思い出を背負って大きくなりました

「喧嘩ばかりで辛かったでしょ?」
「遊んでばかりで心配だったでしょ?」
「逃げ場の無い想いばかりだったでしょ?」
「僕を育てるのは大変だったでしょ?」

今までずっと支えてくれたあなたに この唄を送ります
誰よりも僕を信じてくれたあなたを誇りに思います

そして

ありがとう…
×