ふと見回せば 辺り一面ぬかるみで
進むことも出来ず 戻ることも出来ない

おまけにやれやれ 置いてけぼり ひとりきり
茜色の空に 一番星が光り出す

ああ 足を取られて ああ 深みにはまる
ああ 日が暮れてきた 誰かいないか

もう助けは来ない もうなすすべもない
どこで道をそれたか 問うもむなしい

そこへ突然 何者かが現れて
喜んだのも束の間 まさか抱きついてきた

逃れようにも ずしりと重いその体
身動きひとつできない 耳にヤツがささやく

ああ 決してお前を ああ 離しはしない
ああ もはやこれまで 月が綺麗だ

もうどうにでもなれ もう腹をくくった
いっそ沼の底で 生きてゆこうと

落ちてく 落ちてく 深く深く落ちてく ラララ
落ちてく 落ちてく 深く深く落ちてく ラララ
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