DIVE

このまま海の底まで息もつがずに
泳いでゆくようだと
あなたを愛しながら私はもがいてた

澄んだ目をした魚や光る泡が
夢のように生きていて
でも水は凍るように冷たく
意識も薄れた

どうしても愛されたい
どうしてもあなたが…
あなたの心が欲しい
そのためなら傷ついたってかまわない
つらくても泳ぎきるの
深く暗い海底 そこには
美しい景色がきっと待ってるから

砕かれた砂
荒れ果てた世界
あなたの愛の真実をこの目で
確かめた瞬間
不思議にも心は晴れてた

はじめて終わったんだ
はじめて自分に向かって嘘をつかず
怖がらずに愛せたことがうれしい
もうだいじょうぶ
明るい日が差しこむ水面目指して
昇ってゆけるよ
次の息求めて
二度と振り向かずに
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