ふたりきり

雨が降るたび 思い出す
二度と会えない あの人を
ひとつの傘に 寄り添って
離しはしないと 誓ったくせに
私を置いて 逝った人

胸に木枯らし 吹く夜は
肌のぬくもり よみがえる
すべてを忘れ 抱かれたわ
幸せあげると 言ってたけれど
あなたは一人 行ったきり

めぐり逢いから 別れまで
つづる縁(えにし)は 儚くて…
想い出だけで 生きられる
女になるわと 心に決めて
今夜も夢で ふたりきり
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