夜の海を走って月を見た

ボクラは夜の海を走って 月を見た
時計の針が重なるころに 君を見た

土の中の動物達や 弱い人達や
血を流す工場さえも 深い眠りにつく

こんな罪のない時間の上を
夜を吸いながら泳ぐように滑るなんて

広がる夜の切れ間の 灯り消えた場所
そこから本当の海が 続いて行く

ボクラは夜の海を走って 月を見た
時計の針が重なるころに 君を見た
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