てのひら

重なるように 増えていった守るもの
ただ真っ直ぐ 進むことはできなくて

目には見えないものだから
必死に足宛いてるんだ
あの日の記憶

一切の迷いも 不安も
掻き消してくれていた手
いつまでも続くと思うの
理由なんてなくたって

あの空 てのひら

時が経つほど 溢れていく宝物
今辛いのは 逃げず向き合っているから

口には出せないことだから
必死に探してるんだ
あの日の記憶

何回も背中を押して
支えてくれていた手
いつだって乗り越えて来たの
ルールなんてなくたって

何故かふと思い出すのは
あの日の名前すらない
なにも囚われていない青い日々で
諦める道は存在しない世界

真っ暗な場所からこの手を
連れ出してくれていた手
いつまでも続くと思うの
理由なんてなくたって

実現したこの場所に
光を引き連れて
いつまでも続くと笑うよ
理由があって重ねた手

あの空 てのひら
この空 掲げた
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