白樺の小径

白樺の この径は
想い出の 寂し径
雨に濡れ 風に揺れ
白い花が 咲いていた
あの人は あの人は
わたしひとりを おいていった
熱い吐息で やさし心で
きっと迎えに来るから 待っててと

夢のまに 夢のよに
春は逝き 夏も過ぎ
何ゆえに 何ゆえに
こんな哀しい 秋が来た
あの人は あの人は
わたしひとりを おいていった
忘られぬ あの言葉
きっと迎えに来るから 待っててと
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