哀温ノ詩

堪えた涙 流したいなら
溺れるくらい 流しきればいい
いつか今日を 思い出したら
誰かに優しくただ なれればいい

千歳(ちとせ)越え 輝く愛を
千里(ちさと)越え 思い こめるから

佗びし度 奏で
包み込みましょう
温もりを 伝え
誰より傍で 唄ってゆこう

独り過ごす 月夜(つくよ)の日には
求めるままに ここに来ればいい

空蝉(うつせみ)に出逢えた奇跡
慈(いつく)しみ抱いて 繋ぐから

陽だまりの如き
夢をみせましょう
温もりを 与え
其の こころへと 唄ってゆこう

もしあなたの心この詩で
救えているのならば
同じように誰かの痛みも
いつか導いて欲しい

佗びし度 奏で
包み込みましょう
温もりを 伝え
誰より傍で 嗚呼

陽だまりの如き
夢をみせましょう
温もりを 与え
其の こころへと 唄ってゆこう
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