インペリアルボーイ

人類最後の唄歌って
Girly popな嘘を吐いて
退屈な物語は全部躱して
大言壮語をばら撒いて
Lo-fi beatsで耳塞いで
終末の喧騒をすり抜けてゆく

才色兼備を嘲笑って
90's modeに現在映して
憂鬱な物語は全部忘れて
冷艶清美な街の隅で
Future waveな過去に触れて
曖昧な後悔を繰り返す

終焉告げる色を灯す街のタワーに
煽動された人の群れが夜を踊る

終わる世界に滅びを連れて
行き場のない愛を抱きしめて
また知らない間に永遠を探している
月が溢れて 涙溢れて
君がいた景色は見えなくて
エンドロールに映る僕は
嗚呼 歌を歌うだけ

人類最後の舞台上で
Junkie rockな振りをキメて
大概な物語は全部破って
満身創痍で歌い続け
Hippie funkな毒に飲まれ
健全な精神は水を得る

消えるネオンに彩られた音のシャワーに
指の先まで濡れる身体 熱を帯びる

終わる世界に孤独を連れて
やり場のない哀を持ち寄って
また知らない間に温もりを探している
星が流れて 涙は枯れて
記憶の中君に口付けて
エンドロールに並ぶ僕は
嗚呼 歌を歌うだけ

透明な夜をなぞった摩天楼の中で
僕の光だった君と会えたなら

終わる世界に滅びを連れて
行き場のない愛を抱きしめて
また知らない間に永遠を探している
月が溢れて 涙溢れて
君がいた景色は見えなくて
エンドロールに映る僕は
嗚呼 歌を歌うだけ
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