夜とワンダーランド

何もなく息を止める
曇りない蒼さに
合図もなく飛び込むレース
何もかも映し出す光
夜はいつも同じに
優しく香る微笑み残して

忘れた記憶たちが
私を呼んで
過ぎてゆく時間が蘇る
手を伸ばした

走り出した 夜とワンダーランド
連れ去って 星のように
絵本の中 眠るように 夜が溶けてく
どこへだって行こうワンダーランド
二度とあくことのない光
飛び出した未来
輝いてナイトダイバー

継ぎ接ぎだらけのココロ
月が指す羅針盤
導き出した終焉
闇夜に一輪の光
憧れがノックして
鏡の扉 始まり鳴らした

覚めない夢を見ると
歩き始めた
色付いた時間が問いかける
「手を伸ばして」

走り出した 夜とワンダーランド
願ったって 届かないもの
耳塞いで しゃがんでたって 夜は溶けてく
どこへだって行けるワンダーランド
繰り返すことのない世界
飛び出した自由
今 気付いたんだ

止めて秒針
もしも なんて意味はない
瞬く星に乗り込んで
導きを壊そう

希望や夢を持つこと
閉ざしていた心の中
空っぽなんて 囁いたって
命は溶けてく
どこへ行こう ここはワンダーランド
瞼の中にある世界
もう迷わない、と
手を繋いだ

走り出した 夜とワンダーランド
連れ去って 星のように
絵本の中 眠るように 夜が溶けてく
どこへだって行こうワンダーランド
羽ばたこう この世界から
飛び出した未来
輝いてナイトダイバー
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