無限の住人 武闘編

懊(おう) 懊 懊 懊
懊 懊 懊 懊

斬(ざん)ッ 金坐金坐金坐斬(ざざざん)ッ
蛮(ばん)ッ 罵罵蛮(ばばばん)ッ
斬って斬って斬っても
刀剣(つるぎ)薙刀
断(だん)ッ 打打断(だだだん)ッ
岩(がん)ッ 峨峨岩(がががん)ッ
屠って屠って屠っても
刺客剣士剣客

いつまで闘う 己が罪の果つまで
どこまで血を見る 人の恨み消ゆまで

愛を抱きしめて
背を震わせて
今日も刃抜く
それが
無限の住人

懊(おう) 懊 懊 懊
懊 懊 懊 懊

惨(ざん)ッ 挫挫惨(ざざざん)ッ
挽(ばん)ッ 馬馬挽(ばばばん)ッ
突いて突いて突いても
血潮血反吐血飛沫(ちしぶき)
弾(だん)ッ 陀陀弾(だだだん)ッ
頑(がん)ッ 牙牙頑(がががん)ッ
払って払って払っても
骸(むくろ)髑髏(どくろ)屍(しかばね)

いつまで争う 己が業を絶つまで
どこまで身を切る 人の無念晴るまで

愛を胸に秘め
肩をそびやかし
明日も刃抜く
それが
無限の住人

手足をもがれても
胴体ちぎれても
阿修羅が誘う
戦いの火蓋

鏨(ざん)ッ 嵯嵯鏨(ざざざん)ッ
卍(ばん)ッ 魔魔卍(ばばばん)ッ
刺して刺して刺しても
遺恨怨嗟怨念
壇(だん)ッ 堕堕壇(だだだん)ッ
巌(がん)ッ 瓦瓦巌(がががん)ッ
倒して倒して倒しても
嗚咽悲鳴絶叫

いつまで諍(いさか)う 己が命あるまで
どこまで見送る 人に涙あるまで

愛を噛みしめて
時を踏みしめて
月に刃抜く
それが
無限の住人

懊(おう) 懊 懊 懊
懊 懊 懊 懊

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