水をください

月に照らされて 散ってゆけるなら
出逢えた運命を 怨まない
ねえ 水をください
心の中枯れるから 抱きしめて
今宵かぎりと消えても 花は華

咲いた花ならば 散るまで見ていて
あなたが 咲かせた 花だもの
ねえ 命ください
指先まで冷たいから 温めて
せせらぎの音恋しい 泡沫(うたかた)の夢

夜を越えたなら 凛としましょうね
愛しい日々が 汚れぬように
ねえ 風をください
あの空まで飛びたいから 戻らない
巡る季節を飾るか 華の舞
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