ココア

ああいつまでももういつまでも 続きがあると思っていたよ
あとがきをリピートしてる そんな日々を過ごしてる

飲み干さずに少し余った
君が今朝残していった
ココアはもう冷めきっている
気づけば夕日が覗いてた

「ご飯、冷蔵庫」雑なメモを 横目に支度をして
夜勤に向かう日々が いつまで続くのだろう

だらけながらレジを打つ
邪魔くさくて外したおそろいの指輪は
もうさびついていた

ああいつまでももういつまでも 続きがあると思っていたよ
あとがきをリピートしてる そんな日々を過ごしてる
ああ何度でもそう何度でも 数えきれないほどキスをした
あの夜はいつだったかな 窓の外の月は綺麗だな

You & I 誓い合った 指と指は今はもう
触れることも 近づくこともなくなってしまったな もう一回時を戻して
ほつれた境目を 縫い直せるのならって 思ってはいるんだけどな

ああいつまでももういつまでも
そばにいてくれると
思ってちゃだめだよな
言葉だけが足りないのなら
ああ何度でももう何度でも
向き合い続けてみるからさ
だけど今日は照れくさいから
君の好きなココアだけ買って帰るね
明日の朝二人で飲むために
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