離れていても

昨日は吹いてたしあわせな風が ああ いつの間にか止んでしまったようで
立ち止まって 空を見上げ誰もが戸惑っている
明日が見えない世界は不安で 心がどんより雨雲に覆われる
微笑み方さえ忘れてしまいそうになるけど

ねえ 俯(うつむ)いてたら日差しが出ても気づかないよ

少しだけ離れて歩いて行けたらいい
近づき過ぎないで距離を保っておこう
後ろで見守ってるから
君は一人を寂しがっているけれど
その手と手が触れなくても
いつだって僕はここにいる

大切な人を守るそのために 抱きしめるよりも 今は遠い場所から
会える日まで元気でいて それだけ願う

ほら どこにいても瞳(め)を閉じれば君が見えるよ

離れてた日々が僕らを強くするんだ
どんな涙もやがては乾くもの
希望はそこから始まる
人と人とがくっつきすぎない方が
温もりとか思いやりに
いつの日か気づく日が来る

少しだけ離れて歩いて行けたらいい
近づき過ぎないで距離を保っておこう
後ろで見守ってるから
君は一人を寂しがっているけれど
その手と手が触れなくても
いつだって僕はここにいる

君のために離れていよう
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