レクイエムの鳴らない町

今日は最低な夜 やけになって身を投げた
記憶は曖昧だけれど
スーツ姿の男に担ぎ込まれ
目覚めたら無数の文字
虫のように視界を舞った
不思議と恐怖は無い
漲るパワー 誰かにぶつけてみたくなる

まるで麻薬みたいに空を飛び
悪いやつらをこの手で締め上げる
血も涙もない人々の罵声を燃料にして

守る義理なんてないさ
あんなクズどもには
ド派手なアクション 繰り出して
胸に秘めた憧れを弄ぶのだ
とんだ時代錯誤
漠然と正義を持つ
不思議と恐怖はない
漲るパワー 誰かに

そして悪魔のような声を上げ
大嫌いな自分を焼き払う
機械仕掛けの身体は軋むよ
ギシギシと賑やかに

まるで麻薬みたいに空を飛び
悪いやつらをこの手で締め上げる
血も涙もない人々の罵声を燃料にして
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