紅い雫

仄暗い部屋の中 ベッドの上に二人
君に平穏な日々は戻らない 僕の傍に置いてあげる
「君は僕だけを見てればいい」と繰り返し告げて
君の脳の奥まで 緩やかに犯して逝くんだ

悪戯に微笑む君 熱い接吻で酔わせて
垂れ流した蜜を吸ってあげるよ このまま

嗚呼 神様 お願いだから
誰にも邪魔はさせないで
僕だけのモノ 独り占めさせてよ
絶頂の顔を見せて

幾夜 愛撫したって 幾夜感じさせたって
変わることはない 壊し甲斐があるじゃない

嫉に妬に愛想も無い君を狂わせて
締め付けて 飛び跳ねて 綺麗事は言わせない

嗚呼 神様 お願いだから
誰にも邪魔はさせないで
僕だけのモノ 独り占めさせてよ
絶頂の顔を見せて 魅せてよ

不確定な愛が愛に変わるまで
僕だけの君だから
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