京都線

忘れられないよ君の声も
ガソリンみたいな色した夕焼けも
ふたりで聴いた Hi-STANDARD も
昨日よりもっと美しい今日も
ふたり寄り添ったあの京都線も
彼方で響いた雷の音も
ふてくされながら月を見る顔も
すべてを忘れて眠る横顔も

君は列車に乗り 遠く遠く離れ
あの塔よりも高い場所へ
遠く遠く遠く

君がいない夜って何してたんだろうな
思い出せないまま夜明け

携帯も二度変わったよ
でも忘れられずにいます、まだ
月をふたり ぼーっと眺めたりして
恋をしてた頃のこと
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