家庭のひかり

まわってまわってハイタッチして
忘れて忘れてつまづいて
火の始末遅れ、僕は夢の中へ
たなびいた馬のたてがみが
壁に埋もれいなないている

街が手綱を手放したのは
君が去ってから

まわっていたのは世界じゃなくて
あなただったんですね

あんなに馬鹿にしていた奇跡が起こって
僕は家に隠れたよ
都会のひかりをながめていたら
眠くなってきたよ

傷ついた君は僕の夢の中へ
(泳げない鯨、逆さの双眼鏡)

諦めうけた窓からひかりがこぼれ落ちたのは
誰を想ってかな
まわしていたのは機械じゃなくて
君だったんですね

誰もが待ちわびていた
奇跡が終わって君も家に帰ったよ
都会のひかりを眺めていたら
眠たくなって

誰もが輝いていた季節がすぎても
僕はどこへも行けず
家庭のひかりを眺めていたら
眠くなってきたよ
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