のれん

花ののれんに 夢が咲き
おまえがいたから 出せた店
いろいろあったね あと振り返りゃ
おもいで酒を 温(ぬく)め合い
飲めば出てくる 飲めば出てくる 故郷(くに)の唄
エンヤー 会津磐梯山は 宝のコリャ山よ
愛しお前は エー また宝の妻よ

故郷(くに)をでたときゃ もえていた
おまえもあの頃 まだ二十才(はたち)
凍える夜道に 屋台を引いた
場末の町の 裏通り
それも今では それも今では なつかしい

木の香漂う 店の隅
目と目でいたわる さしむかい
浮き草(ぐさ)ぐらしも 想い出話
しみじみ酔えば ほろほろと
うれし涙の うれし涙の 夢のれん
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