かあさん

おさない日に おぶってくれた
かあさんを この手でいつか
背負って歩いて みたかった
わたしの願いも 叶わずに
ひとりで旅立って しまったね
もっと もっと生きていて ほしかった

指に匂う やさしい秋は
かあさんの ほのかな匂い
梨をむくのが 得意です
夕日の縁側で頬ばった
甘さがしみこんだ 口の中
思い 思い浮かべる なつかしさ

窓の灯り ゆらゆらゆれた
かあさんは 思い出の中
こっち向いてる 笑ってる
あまえて泣いても いいですか
かわいい鳥篭の カナリヤも
歌を 歌を忘れて さみしそう
かあさん かあさん わたしのかあさん
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