タイムマシン

不思議な夜もあるもんだ
風呂あがり 妙にのぼせた夜

きみの幻がそこにいた
合鍵は返してもらったはずの きみが

やあ久しぶり…返事はかえってこない
きみの声 思い出せない
ぼくは歌ってみせた

ララララ ララララ
ふたりの思い出もう一度
タイムマシンで取り戻せるなら
「どうしてぼくらは 出会ってまたはなれてゆくの」
きみの声がいま そう言った気がした

あの日も不思議な夜だった
きみの目はもうまともに見れなくて

それでぼくは天井ばっか見てた
きみは最後もそれを叱った

何か言いたげで…ぼくを見つめるきみ
そして流れ出したのは そう
きみが大好きだったメロディ

ララララ ララララ
ふたりの思い出を鳴らして
タイムマシンはぼくを連れ出した
「どうしてぼくらは 出会ってまたはなれてゆくの」
ぼくはまた答え 伝えられずに

夜は大旋回
光にかすむきみ
人は誰でもさみしいんだ
だからぼくら手をつないだ

ララララ サヨナラ
ふたりの思い出を並べて
タイムマシンはどこかへ消えてった
「こうしてぼくらは 出会ってまたはなれてゆくの」
きみの声がいま そう言った気がした
そう言った気がした
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