白いヨットの想い出

去年の夏の たそがれに
ふと知り合った 面影よ
ああ 君よ 白いヨットの君よ
忘れられない つぶらな瞳
マストの陰で マストの陰で
いつか抱いてた 肩と肩

緑の海も 太陽も
みんな 二人のものだった
ああ 君よ 白いヨットの君よ
君とうたった 若き日の歌
南の風は 南の風は
つよく 帆綱をきしませて

波のうねりに 消えた夢
しぶきとなって 散った夢
ああ 君よ 白いヨットの君よ
どこに居るのか ばら色の頬
今年も夏が 今年も夏が
来たと云うのに 燃えるのに
×