おまえの涙

いつも噂に 脅(おび)えてた
おまえの瞳を 思い出す
奪いきれない 他人(ひと)の花
泣いて別れた 雨の町
忘れられない 忘れられない おまえの涙
男未練が 沁(し)みる夜

つらい恋だと 知りながら
止められなかった この気持ち
いっそ会わなきゃ 良かったと
言えばなおさら 寂(さみ)しくて
詫びて足りない 詫びて足りない おまえの涙
酒に未練が 潤(うる)む夜

連れて逃げての 一言(ひとこと)が
今でも心に まだ残る
たとえつましい 暮らしでも
二人寄り添い 生きられた
胸にせつない 胸にせつない おまえの涙
男未練が 沁(し)みる夜
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