雪もよう

雪がふる ふるる ふるる
雪がふる ふるる ふるる
雪がふる ふるる ふるる
想い出の雪もよう

もしも私が雪ならば
あなたの心でとけたのに
去年の私は子供みたいで
無邪気にはしゃいでいたわ
あなたの愛に気づかぬまゝ
凍えた体をあずけていた
私は雪になれなくて
ただつめたさを残しただけ
雪がふる ふるる ふるる
雪がふる ふるる ふるる
雪がふる ふるる ふるる
想い出にふりつもる

もしもあなたが雪ならば
私はふるえて耐えたのに
あなたは私のただのわがまゝ
すなおにみつめてくれた
まるで甘い歌のように
ほゝえみにつつんできいてくれた
あなたが雪にかわるには
そのやさしさがあたたかすぎた

雪がふる ふるる ふるる
雪がふる ふるる ふるる
雪がふる ふるる ふるる
想い出は雪の中

ふたりは雪になれなくて
ただ雪もようながめていた
雪がふる ふるる ふるる
雪がふる ふるる ふるる
雪がふる ふるる ふるる
想い出の雪もよう
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