私たち

誰にでも言ってるんだと思った
そうでもなさそうなのを
少ししてから知った
でもそんなのわからない

待ち合わせしたカフェ 君は今も
行ってるのかな
私がいなくても1ミリも
変わらない日々だったはず

どこまでが本当で
どこまでが嘘だった
気持ちも聞けずに
そばにいた

少しくらい私のこと
好きでいてくれてた?
恋人みたいだったけれど
きっと恋人じゃなかったよね
私たち

あれからあの大通りを
通れることもあったけど
懐かしんだりしなかった
なのにふと思い出したの

君は自分のこと
話してくれるのに
何も見えてこない
人だった

孤独を見せるから
必要とされてるような
気がした そんな思い違い
きっといつも思い違えてた
私一人

少しくらい私のこと
好きでいてくれてた?

弱音や涙を
笑顔に変えてくれた夜も
どうしようもない淋しさを
埋めてくれた日も
何度もあった

友情でも愛情でも
いいのかもしれない
たしかに愛は
あったのかもしれない
きっとあったんだ
私たち

きっとあったんだ
私たち
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