NEWSPAPER

誰か助けてよ 知らんぷりばかり
こんなに苦しんで もがいているのに
誰か気付いてよ 聞こえないふりで
慰めじゃなくて 連れて行って
この場所から

何も変わらず 毎日が過ぎて行くのさ
叫ぶ声も力無く 今じゃ弱ってる
目立たぬように 隠れないように
右へならえで ここまで来たのに
何処で違ったの? 教えてくれないの?
何故に一人だけ こんな所いるの?
おんなじ制服 おなじ通学路
角を曲がれば誰もいない

誰の事も傷つけてないし
出された物は ちゃんと食べてたよ
だけど一つだけ 告白するなら
全て消えてと いつも願ってた
“誰か助けて”と あの子は叫んでた
声にならなくても ずっと叫んでた
今日の紙切れに あの子は主役で
明日の紙切れには もういない
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