道標の詩

光る 光る海に 疾走(はし)る 南(ぱい)ぬ風(かじ)は 綴るあの詩の
遥かな道標

渡れ 渡れ大海(うみ)を 大海を渡る空に 燃えるあの太陽(てぃだ)を
つかめ つかめ太陽を

赫(あか)き土の下 蘇鉄(そてつ)の影で 眠る情(おも)いを知るや
八重山の子

渡れ 渡れ大海(うみ)を 大海を渡る空に 燃えるあの太陽(てぃだ)を
つかめ つかめ太陽を

ニライの彼方 大榕樹(かじゅまる)の下で 叫ぶ!生命(いのち)を知るや
八重山の子
叫ぶ!生命(いのち)を知るや 八重山の子!

風よ 風よ今は 遠き伝説(ものがたり)と
語る影も無し 詠(うた)う声も無し

なれど なれど風よ 現代(いま)を生きる子らに
つなげこの詩を 島の道標
赫き土の下 蘇鉄の影で 輪廻(めぐる)る運命(さだめ)を知るや
八重山の子

光る 光る海に 疾走る 南ぬ風は オヤケアカハチの 夢の道標
オヤケアカハチの 夢の道標
夢の道標
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